自分史フェスティバル2014

長く自費出版に関わる仕事をさせていただいています。エッセイ集や、小説、歌集や句集、写真集・・・。どれもが思い出に残る仕事で、著者の方々との出会いから始まるお付き合いに多くの学びを得ています。

内容を振り返ってみると、それぞれがいろんな形で自分史になっています。しかし純粋な自分史が思いのほか少ないのも事実です。そんな時、東京で開催される、自分史活用推進協議会のイベント「自分史フェスティバル2014」の開催を知り、興味津々で参加してきました。

8月12〜13日の2日間のべ17時間に15本のセッションがありました。その中で興味のある6つのセミナーを受けてきました。私がアドバイザーをしている、NPO自費出版ネットワークでは、商業出版では取り上げられないが、後世に残すべき作品、自費出版ならではの作品を、安心して制作できるお手伝いとアドバイスをしています。

しかし今回のイベントでは純粋に自分史を書くことの意義と方法、そしてその魅力を、さらにいうなら自分史の活用を考えるステージでした。この団体、設立してまだ数年とのことですが、80名のボランティアスタッフに支えられ、2,000名が参加したと聞いています。エンディングは作家の立花隆さんが著書「自分史の書き方」(立教大学セカンドステージでの講義をまとめたもの)を題材にしての講演でした。正直なところ軽いカルチャーショックです。

団塊の方を中心に自分史に対する関心は想像以上に高いものです。自分史アドバイザーの資格も取り、いずれこのセミナーで学んだことをまとめて、自分史の魅力と書き方、自費出版について金沢の皆様にもご紹介したいと思っています。

武士道シックスティーン

「武士道シックスティーン」「武士道セブンティーン」「武士道エイティーン」。剣道に取り組む女子高生の物語りです。知人のFBの書評を見て興味を持ち読みました。この3部作は多くの薄っぺらな青春スポーツ小説とはちがい、バイオレンス作家誉田哲也氏が綿密な取材のもとに書いた、日本の伝統武道、剣道を知ることができる素晴らしい小説です。

女子高生達が多感に剣道と向き合って行く姿には心がうたれます。それだけではなく、剣道の技や間と取り合い、駆け引きの奥深さに引きつけられ、すぐにでも剣道の試合を見に行きたくなりました。

主人公は武蔵の五輪書をバイブルとし、剣道を「兵法」として捉え、もう1人の主人公は「心を養う嗜み」とし、またある少女は剣道をどこまでもスポーツとして捉え、ルールの穴を「突き勝つ事」を最優先して行きます。

そしてそれぞれが壁にぶつかりながら「道」とつくこのスポーツが他のスポーツと違う素晴らしいものである事にそれぞれが気づくのです。それが武士道。文中には、武士(道)とは剣を以て戦いを収めるもの。武者とは剣を以て敵を倒すもの。と記されています。

奇しくも我々の業会も今「印刷道」という言葉を念頭において活動をしています。この生業が単に勝てばよしと言うのではなく、ここで働く社員が仕事を楽しみ、お客様と社員に幸せを与えていく、そんな「道」を拓く事が出来ればと願います。そして新渡戸稲造の武士道にも挑戦しようかと思うところです。

北陸中日花火大会

お客様からご招待を頂き、10年ぶりの花火。打ち上げの間近での観賞なので首がいたくなります。大きな音に驚いて子供が泣き出したのをみて、昔は家の子供達も同じだったことを懐かしく思い出していました。

文字の食卓

毎日仕事でたくさんの文字に囲まれていますが、いつのまにか昔ほど書体(フォント)に拘りを持つ仕事が少なくなって残念に思っていました。そんな時出会ったのが「文字の食卓」青木香子著(本の雑誌社)。

「石井太明朝オールドスタイル」は、微炭酸の文字。「タイポス」はスパイスの文字・・・など、様々な出版物で使われてきた書体を「味覚」で表現するユニークで秀逸なエッセイ集。今ではほとんど使われなくなった写植書体を満載した、フォント好きにとても気になる一冊です。

思えば30年前、入稿した原稿に書体の指定、級数や割り付けをし写植屋さんに組版を依頼するのですが、今のようにデジタル組版がない時代。簡単には修正が出来ないので大げさに言えば命がけで指定をしていたことを思い出します。「写研」や「モトヤ」「リョービ」「秀英」etc。ページをめくると次々に懐かしい書体に再会し、当時の仕事が蘇ってきます。流せばさっと読める本なのに、何時間もかかってしまいました。(笑)

金沢百万石まつり 百万石行列

 

チャンスは前髪でつかめと言います。先日ある会合でK社長から百万石行列のお誘いを受け参加即決。初体験の百万石まつり「百万石行列」しっかり楽しんで来ました。

私の役は第4代5代藩主行列の槍持ち。長い行列の後半、お松の方と利家の間。初めて武者の姿が登場する場面なので注目度抜群。人生でこれだけたくさんの人に写真をとられたのは初めて。小さい子供や可愛い女子からもいっぱい手を振ってもらいました。慣れない鎧は疲れたけどいい経験でした!